不妊専門鍼灸院 銀のすずは
自然妊娠から体外受精までの方を専門でサポートしています。

健康なカップルが妊娠する確率は決して高くない!



体質改善、妊娠率、受精率、流産

健康で特に問題もないカップルの1周期あたりの妊娠率が20%程度であるといわれています。
病気もなく、体調もよいカップルがぴったりのタイミングでセックスをしても、5組に1組しか妊娠しないという計算です。
学生の頃、保険体育の授業で『危険日』という言葉が印象的でした。
何かとても悪い日の印象を受けたことを覚えています。
よし、危険日は避妊しなくちゃいけない、いやいや危険日どころじゃない、常に避妊をしなくちゃ!!!って当然ですが、思ったものです。
その頃は彼女すらいませんでしたが・・・。
同じ哺乳類の生物でも、猫やネズミはほぼ100%で妊娠するそうです。
他の動物と比較するのはおかしいかもしれませんが、人間は決して妊娠しやすい生物ではないということになります。

そもそも、健康な男女であっても精子や卵子にはある一定の確率で染色体異常があるといわれています。
精子と卵子が出会えたとしても、どちらかに染色体異常があれば正常な受精はできません。
もし受精しても、染色体異常を持つ受精卵は着床しなかったり流産となり、出産までいくことはできないのです。

卵子は排卵されてからゆっくりと進み、卵管の太いところ(卵管膨大部)に向かいます。
膣内に射精された精子は自らの尻尾で子宮内、卵管に入り、膨大部に向かいます。
射精された場所から卵管膨大部まで約6㎞ほどの距離があるのだとか(精子の大きさが170㎝だとして)。
時間にして約30分。
精子にとって子宮内や卵管内はとても広く、わずか0.1㎜の卵子を求めて、精子は旅に出るのです。

精子には目があるわけでもないし、考える脳もありませんので、放たれた精子は真逆に行く精子もあれば、壁に激突する精子もあるでしょう。
さらに、膣から子宮内に入るには膣や子宮の酸性の壁を乗り越えなくてはなりません。
膣や子宮は感染症から身を守るために乳酸菌(デーデルライン桿菌)によって酸性に保たれているのです。
精子自体も自らの周囲をアルカリ性の粘膜で多い、身を守っているのですが、1%程度が子宮内に入り込むことができます。
1億の1%は100万ですね。
また、子宮の中は37℃と精子にとってはあまり居心地の良い温度ではありません。
子宮に射精されたタイミングで、バタバタと死滅してしまう精子も多いのです。
このように酸性や熱の影響だけで、精子は大量に生命活動を絶たれてしまうのでした。
大きな犠牲を払いながら、100万の精子が子宮内に入り、そして卵管を目指します。
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排卵のタイミングには子宮内の酸度が低下し、さらに粘液の粘り気も減り、精子は進みやすくなります。
一応、精子を受け入れる準備はしようとしているのです。
そして結果的に卵管膨大部に到達できる精子は数百になるのです。
1億が数百って、0.0001%となり、ありえない確率ということです。
※ちなみに精子を卵子のいる場所へと誘導する誘因物質が存在するといわれていますが詳細は不明だそうです。

妊娠するということには、
『よい精子とよい卵子』が『確実に出会う』ことが大切で、”偶然性が少なからず影響”しているということです。
妊娠・出産はたくさんの偶然が重なった奇跡的な出来事なのですね。

妊娠後、残念ながら流産をした場合、大部分の原因が染色体異常といわれています。
しかし、「染色体異常があった」という場合、何をどうしたら染色体異常を避けることができるのかは不明です。
効く薬はありません。
卵子や精子の運命は3~5ヶ月前にある程度決まっているといわれています。
日々の生活スタイルが卵子や精子の染色体に影響していると考えるのが一般的でしょう。
よって不妊治療に取り組むには、日常生活を改めていく必要がある!ということを理解することが大切です。
自分自身でできることを徹底的に行いましょう。
まずは、食事と睡眠、そして運動を改めましょう!!!
鍼灸も同時に行えば、きっと体内の循環が改善され、妊娠しやすい体を手にすることができるでしょう。

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銀のすず